2−1.磁界
みなさんは子供の頃に、棒磁石の上に厚紙をおき、その上に砂鉄をふりかけて、遊んだことはないでしょうか。
砂鉄は厚紙の上で、図−1のようにN極とS極の間に、きれいにならびます。これは磁石のN極からS極への磁気の力を持った線が出ているからです。
この磁気の線を磁力線といいます。磁力線があって磁気の力の及ぶ範囲を磁界といいます。
2−2.電磁力
図−2のように、磁界中に導体をおき、電流を流すと、導体は矢印の方向に動きます。これは電流と磁界との間に力が生じたためで、これを電磁力とよんでいます。
では、どうしてこのような現象がおこるのでしょうか。
図−3(a)のように、磁界中におかれた導体に電流を流すと、同心円形に磁力線ができます(これを右ねじの法則といいます)。その結果、図−3(b)のように、導体の左側では、磁石による磁力線と電流による磁力線の方向が同じになるため、磁力線が重なりあって、磁束密度が高くなります。また、導体の右側では、磁石による磁力線と電流による磁力線の方向が反対になるため、磁力線は互いにうち消し合って磁束密度が低くなります。
このため、導体は磁束密度が低い方へ押しやられ、導体が動くのです。
これは、「フレミング左手の法則」といい、みなさんも聞いたことがあると思います。人差し指を磁力線の方向、中指を電流の方向とすると、親指の方向に力が発生するというものです(図−4)。
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図−1

図−2 |